桜のようなひと
もうそろそろ桜が満開を迎える頃、横浜でもっともっと美しい桜を見た。
ジャニーズJr.祭り、Love-tune単独公演。
いろんな感情が渦巻く中で、あの2時間半だけは全てを忘れて、目の前の顕嵐くんだけを見る。そんな時間を過ごせたことが何よりも嬉しかった。
顕嵐くんは桜のようだな、なんて。
2年連続アリーナ規模のど真ん中で歌う顕嵐くんは、自信に溢れていて、真っすぐを向いていて、ただただかっこいい人。とにかくそれしかないような。
あんなに春に綺麗に咲くなんて聞いてないよ、って言いたくなった。
冬の有楽町。
1番端の奥が定位置。ステージに姿を見せない間に世界が回った季節。
その季節を超えて、またひと回りもふた回りも大きくなって降臨する春。
つまらないルーティーンだって思ったこともあるし、早く現状を打破する何かがあれば良いとも願っていたけれど、それが現実になると想像よりも悲しいもので。
それでも顕嵐くんは顕嵐くんで、やっぱりこの世に必要なアイドルだ、なんてよくわからないことを考えていた。
夏の輝き、秋の少しの休み、冬には技術も体力も溜め込んで
爆発する春。
顕嵐くんのおかげで春が好きになったよ。
また、幸せな春を迎えられたらいいなってただそれだけを願って。